2025年12月4日、業務DX推進プロジェクトにおいて、ウニベルシタス研究所 上席研究員渡辺 圭祐 氏を招き、大学DX推進に関する講演会・意見交換会を開催し、内田理事、島田教授に加え、20名ほどの業務DX推進プロジェクトオフィサーおよびメンターが参加しました。
渡辺氏からは、単なるICT化にとどまらない大学DXの考え方として、学生の体験価値(CX)向上を起点に、教育、学生支援、業務プロセス、組織文化を一体的に変革していくことの重要性が示されました。また、学生向けアプリと統合データベースによる導線の一元化、教学・経営IRの高度化、業務量調査やBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を通じた働き方改革とDXを両立させる実践方法が紹介され、本学DXの具体化に向けた多くの示唆が提示されました。
意見交換では、本学側から、職員の意識が変わるタイミングや若手・中堅・管理職それぞれの巻き込み方、人事制度や評価とDXの関係、業務量調査・BPRの進め方、アジャイル開発とウォーターフォール開発の使い分け、データ活用人材育成・IRの民主化などについて、多数の質問や意見が出されました。これに対し渡辺氏から、組織文化の変革プロセスや小さな成功体験の積み上げ方、外部パートナーの活用のポイントなど、示唆に富んだ具体的な回答が行われ、九州大学業務DX推進プロジェクトに直結する実務的な知見が提供されました。
業務DX推進プロジェクトでは、今回の講演・意見交換で得られた知見を踏まえ、大学全体の業務DXを推進していくことで、より効率的かつ効果的な業務プロセスの実現および大学のデータドリブン経営の実現を目指してまいります。