第2回データ駆動イノベーション推進本部 デジタル社会創造研究部門シンポジウム
デジタル社会における幸福感〜幸せの測り方と支え方〜
人間は古代より「幸せ」でありたいと望み生きてきました。長い歴史の中で技術の発明が起こり生活と社会、価値観がさまざまに移りゆく中でなお人間は「幸せ」であることを追求し続けています。生成AIなどが凄まじいスピード感で登場し活用されるようになった現代、求める「豊かさ」、「幸せ」の形は多様化し、その追求はますます突き進むことになるのかもしれません。
情報技術が「幸福な生活」の実現を支援するためには、「幸福」である状態を把握し推定するために現状を「測る」必要があります。しかし、「幸福を測る」というのはどういうことなのでしょうか。そしてその結果は人々の幸福を支えるために、どう活用するべきでしょうか。本シンポジウムでは目指すべきデジタル社会における幸福感を考えるために、さまざまな状況・領域で「幸福感」の計測について取リ組まれている九州大学大学院工学研究院主幹教授 馬奈木俊介先生を基調講演者としてお迎えし、ご講演いただきます。また医療データ連携、臨床心理学、社会福祉、住環境の観点からデジタル社会における幸福感、その計測方法や幸福感を高める支援方法について議論します。
【開催形態】
ハイブリッド開催
現地参加定員80名
【対象者】
企業・自治体、医療・福祉事業関係者、市民で本テーマに興味がある方々、教育機関関係者、研究者
【プログラム】
司会:山田政寛(九州大学 データ駆動イノベーション推進本部 教授)
13:00-13:05 開会挨拶
内田誠一 (九州大学 理事・副学長、データ駆動イノベーション推進本部 副本部長)
13:05-13:45 基調講演「Wellbeing戦略~ 地域の持続可能性をデータ化で担保する~」
馬奈木俊介(九州大学 大学院工学研究院 主幹教授)
13:45-14:45 パネリスト講演 各立場から 各15分
医療データ連携・分析の立場から:
福田治久(九州大学 大学院医学研究院 准教授)
カウンセリングの立場から:
松下智子(九州大学 キャンパスライフ・健康支援センター准教授)
社会福祉の立場から:
稲葉美由紀(九州大学 共創教育推進センター 教授)
住環境の立場から:
有馬雄祐(九州大学 大学院人間環境学研究院 助教)
14:45-14:55 休憩
14:55-15:45 パネルディスカッション
指定討論者:中村祐一(九州大学 データ駆動イノベーション推進本部 客員教授・ディレクター)
パネリスト:馬奈木俊介、福田治久、松下智子、稲葉美由紀、有馬雄祐
15:45-15:55 質疑応答
15:55-16:00 閉会挨拶
荒川豊(九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授)
閉会後に同会場にて情報交換会を開催する予定です。
参加費 3000円(1時間程度)(申込期限 2月23日)
【後援】
福岡市、IEEE福岡支部、一般社団法人情報処理学会九州支部、九州大学データ駆動イノベーション推進本部健康医療DX推進部門、九州大学基幹教育院、九州大学人社系協働研究・教育コモンズ、一般社団法人教育システム情報学会
【お問い合わせ先】
九州大学 データ駆動イノベーション推進本部 デジタル社会創造研究部門長・教授
山田政寛 yamada.masanori.761@m.kyushu-u.ac.jp