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2025年度業務DX推進プロジェクト成果報告会を開催しました

九州大学データ駆動イノベーション推進本部 業務DX推進部門(情報システム部・総務部総務課で構成)は、教員の研究時間確保、学生サービスのさらなる向上、職員の業務負担軽減を目指し、複雑化・肥大化した業務プロセスを見直し、標準化・シンプル化を通じて「継続的に改善できる業務基盤」の構築を目的に、2023年度から業務DX推進プロジェクトを展開しています。

2025年1212日、副本部長の内田理事(CIO)をはじめ、関係理事・監事・外部有識者等の関係者が列席し、2025年度成果報告会を開催しました。報告会は会場参加とライブ配信によるハイブリッド形式で実施され、学内外から多数の関係者が参加しました。

本プロジェクトの特徴は、単なる業務時間やコスト削減にとどまらず、定型業務の標準化による生産性向上と、その余剰リソースを非定型業務へ振り向け、組織全体で付加価値を創出する体制への転換にあります。さらに、基幹業務や周辺業務の見直しと並行して、事務職員のDXリテラシー向上にも取り組み、現場発の改善を全学的な学びと実装につなげてきました。

2025年度は、会議改善、オンライン化、全学お知らせポータル導入、窓口業務改善、業務フロー自動化、バックオフィスデータ連携、企画広報の7つのユニットを編成し、業務効率化だけでなく、サービス品質向上、運用定着に向けた工夫、人材育成を含む取り組みが報告されました。これにより、プロジェクトが「検討の場」から「実装の場」へ進化していることが共有されました。

また、業務DX推進部門からは、BPRBusiness Process Reengineering)に基づく基幹業務の標準化に向けた業務プロセス見直しについて、部局へのヒアリング実施状況と今後の予定が報告されました。

講評では、プロジェクト発足当初は有志職員による自主的参加が中心でしたが、翌年以降は業務としてのアサインメントと組織化が進み、推進力が大きく高まった結果、3年間で着実な成熟を遂げ、部署横断で取り組む自律的な推進体制が構築された点が高く評価されました。さらに、次のフェーズとして、

  • BPRによる業務プロセスの最適化・標準化
  • 各ユニット成果の横断的統合(インテグレーション)設計
  • 学内導線・窓口の一元化(デジタルフロント構想)
  • 制度・規程整備や合意形成プロセスの構築

など、トップマネジメントの意思決定と接続する仕組みづくりの重要性が強調されました。

本プロジェクトは2026年度以降も、大学全体を巻き込みながら取り組みを拡張し、業務DXを一過性の施策ではなく、九州大学の組織能力として定着させることを目指して推進してまいります。

内田理事、片岡理事、渡辺氏、杉本氏、業務DX推進部門・プロジェクトのメンバー
各ユニットからの成果報告と質疑の様子